子育てしながら働くのって、シンドイ、大変そう…。この先には何があるの…?
そんなママへ、少しだけ先を歩く、隣りの働きママからのメッセージ「ママの履歴書」。
今回は、一般企業で働く美由紀ママの履歴書の前編をお届けします。
美由紀ママ
Miyuki Mama
4歳・1歳の子どものママ。大学卒業後入社した企業でシステムの導入計画に従事。札幌のワーキングマザーサークル「スマイル☆ワーママ」代表。趣味は旅行。
美由紀ママのLife Charts
「料理はできたてじゃなくていいんだよ」に救われました
最初の育休から復帰する時には、両立にすごく悩みました。長女と離れるのもつらかったし、私は家事があまり得意でない割に完璧主義で、料理も掃除もしっかりやりたいタイプ。せっかく保育園に入れたけど、復帰はもっと後がいいのかな…と悶々としましたね。
そこで、周囲の先輩ママたちに相談。「最低限子どものご飯だけ準備しておけば、大人はコンビニでもいいよ」「料理はできたてじゃなくていいんだよ」など、ホッとするアドバイスをたくさんもらったことで、気持ちも吹っ切れて復帰できました。
今では料理は週末につくってまとめて冷凍し、平日に電子レンジで温めて食べています。ハンバーグも魚も焼いてから冷凍、平日はほとんど火は使いません。
つくり置きの料理は週の初めの3日間くらいでなくなるので、後は外食かお惣菜ですね。「一所懸命つくった料理を子どもが食べてくれない」とか、「手づくりしたいけど時間がない…」と悩んでいるくらいなら、すっぱりと外食した方が気分も楽。「食べなさい!」とずっと怒っていても、楽しくないですし。先輩ママから聞いた「究極の時短は外食」という言葉がお守りです。
復帰前には散々悩んだけど、結果的には長女は保育園に通ったことで友達の影響でトイレトレーニングも進んだし、私は「毎日外遊び!」のプレッシャーから解放されました(笑)。今では、食器洗いのお手伝いや長男が泣いたらあやしてくれるなど、4歳にして既に「戦力」!保育園には本当に感謝しています。今ではあのタイミングで復帰してよかったんだな、と思えています。
終電で帰る日々から一転、残業なしの時短勤務に
私、結婚後も33歳までは、仕事が楽しくて「子どもが欲しい」とは思わなかったんですよ。20代後半~30代前半は、月の半分は出張に行っていたり、毎日終電で帰宅するような生活。そんな毎日も苦じゃないくらい、責任ある仕事を与えられてやりがいを感じていました。
ところが、33歳になって急に年齢的なことを感じて焦り始めたんです。そこで、長女を出産。生まれてみると、子どもって予想以上にとってもかわいい(笑)。
子どもとの時間を大切にしたくて、出産後は仕事のやり方も大きく変わりました。育休からの復帰後は、職場が保育園に近い部署に希望して異動させてもらい、時短勤務。残業は極力しないように時間内に凝縮して仕事をし、そこから出てしまう仕事は周囲の人にお願いしています。
正直なところ「復帰後もフルタイムで働いている人とは差ができてしまう、本当は私ももっとできるのに…」と葛藤もあります。でも、私自身が選んだ道ですから。理解のある上司のもと、できる範囲で責任ある仕事をやらせてもらっています。
(後編は、11月13日(月)更新予定です。)