これから秋冬に向けて、気になるのが光熱費。電気代やガス代、もっと安くできる方法があるんです。
主電源をこまめに消すより 効果的なこととは?
光熱費の節約というと、「主電源をこまめに消す」と考えがちですが、実は節約効果は微々たるもの。しかも、子育て中の忙しいなか、つけたり消したりするのも面倒ですよね。
そこでまず、電気代節約のためにチェックしたいのが「契約アンペア(A)数」です。30A、40A、50Aなどとありますが、ご家庭ではいかがでしょうか。
これは、家庭内で同時に電気を使う際の最大アンペア数で考えます。
例えば、冷蔵庫(2・5A)、ドライヤー(12A)、エアコン(6・6A)×2台、炊飯器(13A)、テレビ(2・1A)を同時に使うと、合計で42・8A。
もし契約アンペア数が30Aや40Aだと、これらを同時に使うとブレーカーが落ちてしまいます。100W=1Aとして、計算してみてください。
ちなみに先日、我が家は中古マンションに引っ越しました。前の住人の契約アンペア数が60Aだったので、50Aに変えてもらいました。
月の基本料金は約260円ダウン(電力会社によって異なります)。前の家では40Aだったので、様子を見て1年後くらいに40Aにしようかなと考えています。
電気もガスも 選択肢はさまざま
今は電力自由化によって、さまざまな電力会社を選べるようになりました。電気を多く使う時間帯によりますが、他の電力会社を選ぶ方が安くなるケースも。見積サイトもあるので、ぜひ試してみてください。
また、ガス代が気になっている方も多いと思います。ガス会社によって割引プランがあり、我が家では床暖房の割引プランに入ったら、月に100円ほど安くなりました。
ちなみに、プロパンガス(LPガス)は、料金設定が実にさまざまです。ガス料金があまりに高い場合は、問い合わせてみましょう。
また、引っ越しの際に、転居先がプロパンガスだったら、念のため料金も一緒に確認しておくと安心ですよ。
家族仲良く過ごして 光熱費をセーブ!
一番手っ取り早く光熱費を節約する方法は「家族が仲良く過ごすこと」です。
お風呂に一緒に入れば追い炊きの回数を減らせますし、部屋に一緒に集まる時間が長ければ、暖房や電気を集中させることができますよね。
みんなで早く寝れば、電気をすぐに消すことができます。
ぜひ家族仲良く、光熱費の削減にトライしてみてくださいね。
契約アンペア数が適切かをチェック!
契約アンペア数を下げると、それだけで毎月の電気代が簡単にセーブできます。
ただし、一度契約アンペアを変更すると、基本的には「その後1年間は変更しないでください」と言われます。変更する際には、じっくり考えてからにしましょう。
POINT 家族みんなで協力しよう
ワット数は、取り扱い説明書などに書いてあるので確認してみましょう。電気を多く使うドライヤーやトースターは、使う時間をちょっとだけずらせば、ブレーカーが落ちるのを防ぐことができます。家族みんなで協力できるといいですね。
(この記事は、クルール2016年12月号「かしこママ」を加筆・修正したものです)