いつもより時間がとれる、夏休み。ほんのちょっぴり時間をかけて、生地からピッツァづくりをしてみませんか?粉をまとめて、生地をこねて、発酵の様子を楽しんだら、家族でわいわいトッピング! 夏のごちそうピッツァを、親子でつくりましょ♪ 今回は、絵美ママと双子の眞士くん、颯士くん親子がピッツァづくりに挑戦しました。
料理が大好きな絵美ママ。実家のお母さんも同じく料理好きで、親戚がたくさん集まる時にはピッツア生地をつくって準備してくれるのだそう。
「母の手づくり生地に、大人も子どもも、親戚みんなで一緒に好きな具材をトッピング♪わいわい盛り上がって、とっても楽しいんです。焼きあがるとあっという間になくなっちゃいますね(笑)。でも、うちではまだやったことがなくって…」
さて、初めて生地からピッツァをつくってみて、どうでしたか?
「トッピングしかしたことがなかったけど、生地をこねたり伸ばしたり、とっても楽しかったです!平日は仕事があるから難しいけど、週末とか時間がある時にパパも一緒に家族みんなでつくったら、素敵な家族の時間になりそう♪ ぜひ、やってみたいと思います!」
基本のピッツァのレシピ
【材料】約25cm 3枚分
*強力粉…150g
*薄力粉…150g
*ドライイースト…3g
*砂糖…10g
*塩…4g
*オリーブオイル…大さじ1
*ぬるま湯…180cc
【つくり方】
❶ボウルにAを入れ、ぬるま湯を注ぎ入れながら混ぜる。
❷ひとかたまりになったらオリーブオイルを加え、よく混ぜる。生地をこねたりたたいたりして、なめらかにする。
❸油(分量外)を塗ったボウルに②を入れ、ラップをし、40分常温で一次発酵させる。
❹生地が2倍に膨らんだら発酵完了。生地を3等分して丸め、乾いた布巾をのせ15分ほど休ませる。
❺めん棒で生地を薄く伸ばし、フォークで数ヵ所穴をあける。クッキングシートにのせたら、好きな具材をトッピングし、250℃に予熱したオーブンで約10分焼けば出来上がり。
夏野菜たっぷり★クォーターピッツァ
食べてみたい具材をアレコレのせて、オリジナルピッツァのできあがり♪さあ、どこから食べようかな?
ズッキーニのトマトソースピッツァ
*ズッキーニ
*ウィンナー
*プチトマト
*トマトソース
*ピッツァ用チーズ
子ども大好き☆コーンマヨピッツァ
*コーン
*マヨネーズ
*枝豆
*ツナ
*ピッツァ用チーズ
エリンギとナスの和風照り焼きピッツァ
*照り焼きチキン
*ナス
*エリンギ
*ピッツァ用チーズ
カレー味のおひさまピッツァ
*カレー
*パプリカ
*ピーマン
*ベーコン
*茹でたうずらの卵
*ピッツァ用チーズ
ピッツァ生地で、もう2品!!同じ生地を使って、カルッツォーネとフォカッチャも♪
カルッツォーネ
【材料】
*基本のピッツァ生地…1/3の量
*ラタトゥイユ…適量
*ピッツァ用チーズ…大さじ2
【つくり方】
❶ピッツァ生地は、3等分して丸め、めん棒で薄く伸ばす。
中心にラタトゥイユとピッツァ用チーズをのせて、半分に折る。
周りをフォークを使っておさえる。
❷250℃に予熱したオーブンで、15分焼く。
フォカッチャ
【材料】
*基本のピッツァ生地…1/3の量
*オリーブオイル…大さじ1くらい
*ローズマリー…お好みで
【つくり方】
❶ピッツァ生地を丸める。めん棒を使って2cm位の厚さに伸ばす。
❷菜箸で所々穴をあける。ローズマリーを添えてオリーブオイルを塗る。
❸250℃に予熱したオーブンで、15分焼く。
発酵のまめちしき なぜ生地はふくらむの?
イーストが糖をパクパク♪
ピッツァの生地をふくらませるのは、小さな生きもの「イースト」。「酵母」ともいうよ。イーストは、生地の中の「糖」をパクパク食べて、アルコールと二酸化炭素を出すんだ。このことを「発酵」っていうんだよ☆
グルテンが二酸化炭素をキャッチ☆
二酸化炭素が生地をふくらませるんだけど、そのままだと二酸化炭素は逃げていってしまう。
そこで大活躍するのが、生地の中の「グルテン」!グルテンは、まるで風船みたいに二酸化炭素をとじこめて逃がさないんだ。だから、ピッツァ生地がふっくらとふくらむんだよ♪
(この記事は、クルール2017年8月号掲載「特集」を加筆・修正したものです)