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ゴールは、自分の中にある。【となりのSDGs】

「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、国連で採択された、世界共通の目標です。

2分に1人、妊娠・出産中の女性が死亡

ユニセフによると、2020年の世界の妊産婦死亡数は28万7,000人と推定され、「2分に1人」妊産婦が死亡していることになります。死亡の主な原因は、重度の出血や高血圧、感染症などです。
参考:ユニセフ プレスリリース
https://www.unicef.or.jp/news/2023/0028.html

日本では、妊産婦死亡原因の3割が自殺

一方で、日本では、出産後1年以内の妊産婦死亡の「およそ3割が自殺による死亡」であり、産後うつの予防など、対策の必要性が叫ばれています。
参考:厚生労働省「第5回自殺総合対策の推進に関する有識者会議 妊産婦に対する支援」
https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000862045.pdf

課題は、自分の中にある。 クルール読者アンケート

82%が「イメージと実体験にギャップ」

「大きくギャップを感じた」「ややギャップを感じた」を合計すると、82%が「産前・産後にギャップを感じた」と回答。「出産前体がつらく、出産でようやく解放と思ったら怒涛の育児が始まった」との声も。

 

 

産後、多数の読者がさまざまな困難を経験

7割以上が「眠れない」ことに悩み、授乳のトラブルも6割が経験。「その他」には、「白髪が増えた」「義母への感情の変化」などがありました。「尾てい骨にヒビ」「便意がわからない」などを経験した人も。

※全国のクルール読者294名が回答、インターネットによる調査(2024年7/17~8/4)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計は100%とならない場合がある。

 

読者の声「産前の想像と違った」 「まさか自分が産後うつに」

  • 授乳中のイメージって、母と子だけが過ごせる穏やかで幸せな時間という感じでしたが、実際は、初期:乳首が切れて痛い、中期:眠い、後期:子どもに歯が生えてくると噛まれて地獄、という感じでした。確かに半分以上は幸せな時間ではあったのですが、思ってたんと違う!と思いました。
  • 産前は育児本や育児に関する記事を読んで勉強していたが、その半分以上も上手くいかずに悩みました(子どもの成長や授乳間隔など)。子どもへの過剰な心配により精神的にも不安定になりました。生活が大きく変わることがなく、仕事にも行けている夫に対して怒りや悲しみの気持ちもありました。(後略)
  • 元々保育士で子どもを育てるのは大丈夫だろうと思っていた。母乳がなかなか出なくてミルクをあげてたら、産後5日後外来でミルク飲ませすぎと言われて極端に減らして、母乳も出てる感覚がないのにがんばらなきゃと思って吸わせ続けて、結果1カ月後の健診では体重がほとんど増えていなくて、なんでこんなに体重増えてないの?と医者に怒られて、全然寝れなかったし長い間泣いてたのはこれだったんだ、なんで気づいてあげなかったんだろう、お腹空いてたのになんでわかんなかったんだろうと過呼吸になるほど泣いて、しばらくは思い出すだけで泣いてしまうほど後悔で辛い気持ちを引きずった。(後略)
  • 心身共にこんなにひどい状況になるとは思わなかった。自分の気持ちがコントロールできず、毎日悲観的になっていた。実家が遠方で誰にも頼れず、死にたいけど子どもを生かすために生きなきゃと思った。旦那が全く頼りにならず、旦那の世話までしなくてはいけなかったのが苦痛だった。(後略)
  • まさか自分が産後うつになるとは思ってもいなかったです。とてもとてもとても辛かったです。
  • 産後孤独を感じたのと同時に、わからないことをSNSで調べると、不安を煽られて、精神的に追い詰められた。
  • 入院中に産後うつになりましたが、助産師さん看護師さんからの理解が全くなく、追い詰められ、毎日死に方だけを考えていました。カウンセラーや理解のあるふりでもいいので寄り添ってもらえる制度が欲しかったです。
  • 市町村によっては、産後ケア事業がありますが、周りにはあまり知っている人がいなかった。自分自身、心身ともに非常にリフレッシュになったので、是非とも利用してほしい。

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