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「得意」を持ち寄って みんなで子育てしたい【ママのじかん割】

今回のママProfile:竿尾 友恵さん

8歳・5歳の男の子のママ。公務員。獣医師資格を持ち、2回の産休育休を経て、フルタイムで研究所に勤務。昨年から、理系ママ3人で「WAKUWAKUのタネ(https://wakuwaku-no-tane.net)」を結成、2歳から参加できる「ワクワク親子科学実験教室」を順次開催中。

動物が大好きで獣医師に 子育てとの両立には葛藤も

子どもの頃から動物が好きでした。ハムスターやイヌ、カメなどたくさんのペットを飼い、鷹匠に憧れたことも。中学生の頃には「獣医師になる」と決めました。

大学では臨床を志しましたが、安楽死を選択することもある現場では、どうしても飼い主に感情移入してしまって…。「動物が好きなだけではダメ」と痛感し、臨床は諦めて研究所に進むことにしました。その後、高校の先輩である夫と結婚し、引っ越し。転居先でもやはり研究所に再就職し、息子たちを出産後も、2回の産休育休を経て、働き続けています。

仕事を続けながらの子育てには困難もありました。長男はアレルギーがあって体も弱く、保育園に行けるのは1カ月の半分あるかないか。子どもの体調不良で仕事を休むことに肩身の狭い思いをしたり、朝早くの勤務で泣いてしがみつく子を夫に預けて出勤することに葛藤を感じたこともあります。

理系ママ3人で始めた 2歳からの科学実験教室

そんな葛藤もあってキャリアに悩み、参加したオンラインのキャリアセミナーで出会ったのが、現在「WAKUWAKUのタネ」で一緒に活動する2人の仲間でした。

仕事でも経験があった、子ども向け「科学実験教室」。でも、一般的には対象は小学生以上です。「低年齢向けにしたら親子で参加してくれるかな、自分のような保護者にも気持ちの発散になるのでは」「親だからといって何でもできるわけじゃない、少しずつ得意なことを出し合って、みんなで子育てしていけたら」。そんな思いで2歳からの教室を始めました。回数を重ね、うれしいことに徐々に手伝ってくれる仲間も増えてきましたし、本業にもプラスになっていると感じます。これからも活動を広げていきたいですね。

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