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コロナ禍をきっかけに 飼育員から移住支援へ【ママのじかん割】

今回のママProfile:野澤 優未さん

 

3歳の女の子のママ。専業主婦を経て、昨年4月から自治体の会計年度任用職員として働きはじめ、移住や創業の相談に乗っている。仕事に生かそうと、自費でデザイン講座をオンラインで受講し、現在も独学で勉強中。前職は動物園の飼育員。

育休明けのタイミングで コロナ禍になり、復帰を断念

前職は動物園で飼育員をしていました。「大きくなったら飼育員になりたい」は物心がついた頃からの夢で、動物関係の専門学校を出て、そのまま民間の動物園へ就職して7年間勤務。「熱帯の森」を担当し、ナマケモノやカワウソの世話などをしていましたね。

出産後も、1年間の育休が終われば動物園へ戻るつもりでした。ところが、ちょうど復帰の時期にコロナ禍が重なりました。外出自粛で動物園の来場者は激減、いつ回復するかもわかりません。「戻るのは無理かも…」と復職を諦め、退職を選びました。1年間専業主婦を続けたものの、もともと家にずっといられるタイプではなく、娘が2歳になる頃には再び仕事をしたくなり、昨年から自治体の会計年度任用職員として働きはじめました。現在は移住や創業を考える人の相談に乗ったりしています。

「仕事に役立つかも」と デザイン講座を受講、独学も

仕事では、イベント開催や相談募集などの業務もあるので、「チラシやショップカードが自分で制作できたら役に立つのでは?」と思い、自費でデザイン講座を受講しました。講座はオンラインで1カ月間、1回4時間で週2回程度。夜間のコースだったので、娘はほぼ寝ている時間。アパートに夫と娘を残し、実家で講座を受けることもありました。今も独学で勉強中ですが、チラシをつくるなど、仕事にも生きています。自分で手を動かすと、伝えたいことが明確に伝わってうれしいですね。

実は「デザインを学びたい」と思ってから、3カ月くらい迷ったんです。費用もかかるし、子どもを預けないといけないし、と。でも、勇気を出して受講したことで自信ができました。もし同じように迷っている人がいたら、「ぜひやってみて」と伝えたいですね。

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