「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、国連で採択された、世界共通の目標です。ところが、2021年に発表された「持続可能な開発レポート」によると、17の目標のうち、日本が最低の「レッド評価」を受けた目標は5つもありました。その1つが「5 ジェンダー平等を実現しよう」です。
日本の「ジェンダー平等」が最低評価な理由
- 「男女間賃金格差」が大きい 日本の男性の賃金は女性に比べて22.5%も高く、43カ国中ワースト3に格差の大きな国です。
- 「家事時間の男女差」が大きい 日本男性の「1日の無償労働(家事)時間」は41分で世界最少、日本女性の「有償・無償労働時間の合計」は496分で世界最長です。
出所:OECD(経済協力開発機構)・内閣府男女共同参画局ウェブサイト
課題は、自分の中にある。 クルール読者アンケート
クルール読者にも根強い「男は仕事・女は家庭」
「どちらかといえば」を含めると、62.4%が「男性は仕事をすべき」と答え、46.7%が「育児中の女性は重要な仕事をすべきでない」と回答。クルール読者にも、「男は仕事・女は家庭」の意識が強いことがわかります。日本で「ジェンダー平等」が進まない理由は、古い性別役割分担意識が根強く残っていることが原因です。