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共働きがスタート! 夫婦で助け合って乗り越えよう【わが家の働き方改革】

共働きをスムーズにする 秘訣は夫婦関係にあり!

4月からママが職場復帰し、共働きがスタートしたご家庭も多いのでは?

共働きが始まると、生活サイクルが変わって忙しくなるだけでなく、妻は仕事への緊張、子どもを預けることへの不安などメンタル面や、生活が変わることで体調も変化します。慣れないうちは、夫婦ともに戸惑う場面も多いことでしょう。

そうした中で、共働きをスムーズにしていく一番の秘訣は、辛いとき、大変なときに、支え合える夫婦関係を築いておくことです。

それにはどうすればいいか、具体的に見ていきましょう。

 

「言わなくてもわかるはず」 では共働きはうまくいかない

共働きが始まると、育児や家事の分担をめぐって夫婦喧嘩になることがよくあります。

わが家でも、私が仕事復帰をしてから家の掃除まで手が回らなくなり、きれい好きな夫にもストレスが…。そんな時、「私だって忙しいんだから!」などと応戦するのは、「どっちが忙しい」合戦に発展してしまうのでNGです。  そもそも、こうしたトラブルは、お互い「忙しいのは言わなくてもわかるはず」と思いこみ、自分の生活サイクルを相手に開示していないがために起きることが多いのです。

たとえば、私が「平日は朝7時に家を出て、帰宅は夕方6時。夕食の支度や子どもの世話をして寝かしつけたら、夜9時になる。掃除はしたいけど、平日は難しいよ」と一日のサイクルを説明すれば、夫も「僕も朝7時半に出勤して、帰宅するのは夜9時過ぎだから、掃除ができないのは仕方ないか」と理解できます。状況がわかれば「掃除は週末にまとめてしよう」「自動掃除機を買おう」など、改善策も見つかります。

夫婦が協力し合い、仕事と家庭を両立していくには、まず、お互いの生活サイクルを「見える化」すること。その上で、どうすればいいかを話し合いましょう。

 

何でも話し合える場や 関係をつくっておこう

「家事はこうしてほしい」「もう少し早く帰宅してほしい」など気になる点が出てきたら、問題が大きくなる前に、話し合える場をつくっておくことも大切です。  わが家の場合、6月と12月の年2回、夫婦会議を開いています。家族旅行や子どものならいごとのことなど、年間の計画や、他にも生活上の課題があれば、そこで話し合うのです。

わが家のように定期的な話し合いの場を設けてもいいし、食事の際に「聞いてほしいことがあるんだけど」と話すのもOKです。  話すときのポイントは二つ。一つは、どちらも冷静に話せる状態のときに話すこと。二つ目は、改善したいことがある場合は、問題提起(私は〇〇を問題に感じている)・意思表示(私はこうしたい)・提案(そのための改善法)の3点セットで伝えることです。

また、問題が生じたときだけでなく、日頃から「仕事が楽しい」「子どもを預けるのが不安」など、今の気持ちや体調、仕事の状況などを伝え合う習慣をつけるといいでしょう。

相手の状況がわかると「今は大変そうだから、家事を多めに引き受けよう」「優しい言葉をかけてあげよう」など、お互いサポートしやすくなります。日頃から夫婦のコミュニケーションを大切にして、協力し合える関係・体制を築いていってくださいね。

 

今回のPoint

  1. 辛いとき、大変なときに 支え合える 夫婦関係を築こう
  2. 生活サイクルの 「見える化」で 仕事と家庭の両立を
  3. 話し合いは「問題提起」 「意思表示」「提案」の 3セットで!

堀江 咲智子さん

株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント。株式会社ノーリツにて商品企画・開発・販売を経験。女性活躍推進プロジェクトも務め、プロジェクトにやりがいを感じたことから2012年より現職。4歳の男の子のママ。

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