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読者の相談に、ママFPが家計診断!【ママFP 西山美紀のマネーレッスン】

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パパが転職して収入ダウン&この夏に第2子出産予定。 「子どもの教育費が足りるか不安」という2児のママです。

【相談者のプロフィール】
ママ34歳・パパ35歳・5歳(男の子)/購入一軒家/ 車2台(車両ローンなし)

チェックポイント❶
パパが収入ダウンのことですが、健康は最優先で! ママが落ち着いたら、月10万円以上をめざせると◎。

チェックポイント❷
住宅ローンの金利上昇に備えて貯蓄をしっかり。 将来の繰り上げ返済用として、別口座に貯めてみては。

チェックポイント❸
教育費を高3夏までに1人300万円以上の貯蓄が目安。 私立大学や一人暮らしの可能性があれば500万円以上を。

教育費と住宅ローン用に別口座で準備していこう

夏に第2子出産予定。パパが激務で昨年転職して、手取り月収が10万円ほどダウンしたそう。ママはフリーランスのライターで、「妊娠中は体調優先で収入が少なめ。教育費が不安です」と話します。

家計を見ると、スマホ代を抑えるなど毎月黒字で、車のローンもなく上手なやりくりですね。ただ、住宅ローンが10年固定金利で、その後変動金利になり、もし金利が上がっていたら返済額が増えるので要注意。貯蓄で備えましょう。

また、フリーランスは、産休・育休の手当がないため、産後無理のない範囲で早めに仕事復帰の検討を。落ち着いたら、例えばフリーランス&パートなど合わせ技で、月10万円以上をめざせると◎です。

NISAで、手数料の低い日本株タイプを購入中で、来年からの新NISAでも続けましょう。世界中の株に投資するタイプを少し追加しても。NISAなら、利益に約20%の税金がかかりませんね!

ご心配の教育費は、高校までは(貯蓄をできるだけ取り崩さず)家計の範囲で出すように心がけて、高3夏までに子ども1人につき、300万円以上準備したいところ。もし私立大学進学または一人暮らしの可能性があれば、一人500万円以上を目安に。普通預金にある550万円を、例えば、150万円×2人分を教育費として別にネット銀行の定期預金(金利0・2%ほどと少し高めです)にとっておき、将来金利があがったときの住宅ローン繰上げ返済用に100~150万円を別に取っておけるといいでしょう。教育費の方は児童手当も入れていき、さらにそれぞれ月1万円ずつ貯めていけると◎。ママの収入が増えたら増額したいですね。

西山 美紀さん

ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。新刊『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる! お金の増やし方』(主婦の友社)も発売!

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