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働くママのノウハウをパパに伝授しよう【わが家の働き方改革・後編】

働くママのノウハウをパパに伝授しよう

今、管理職世代の男性が親の介護に直面し、長い仕事人生で初めて仕事が制約され、「もう仕事はできないのか」と思い詰めてしまうケースが増えています。

一方、ママたちはすでに、育児による時間の制約を乗り越えて仕事をしてきています。つまり、働くママはタイムマネジメントの達人。そんなママのノウハウを、夫に教えてあげるのも有効です。

上から目線で話すのではなく、たとえば「私がいつもやっていることなんだけど、後輩に話したらすごく喜ばれたの」などと、自分がうれしかったこととして話すと、夫もプライドが傷つきません。

また、『わが家の働き方改革』のページや参考になる本などを、そっと置いておくのもおすすめです。「ありがとう」と言わなくても、こっそり取り入れてくれる可能性大ですよ。

もちろん、「働き方改革」は企業や政府による変革も不可欠ですが、一番大事なのは「自分たちが変えたくて、努力して変えることができた」という当事者の成功体験です。それがなければ、転職などで環境が変わったら元に戻ってしまいます。

パパが自分の意志で早く帰るようになり、家庭がスムーズに回るようになって、子どもも喜び家族の笑顔が増えていく――。そんな良いサイクルを、自分たちの工夫とアイデアで生み出していきましょう。

今回のPoint

  1. 子どもとの時間は有限!その楽しさ・大切さをパパに実感してもらおう
  2. 家事育児に対してお互いに評価し合い、「ありがとう」も伝えよう
  3. 家族のハッピーのため、自分たちから働き方を変えていこう!

堀江 咲智子さん

株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント。株式会社ノーリツにて商品企画・開発・販売を経験。女性活躍推進プロジェクトも務め、プロジェクトにやりがいを感じたことから2012年より現職。4歳の男の子のママ。

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