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夫婦で将来の夢・キャリアを プランニングしてみよう【わが家の働き方改革】

作業の見える化、 タスクの細分化をしよう!

いよいよ新年がスタート。毎年「今年こそ、夢に向かって歩き出そう、やりたいことをやってみよう!」と思うものの、日々の忙しさに追われ、気づけば何もできないまま――。なんてことはありませんか?いつか働きたいと思ってはいても、自分のことを考える余裕すらないママもいるかもしれませんね。

今は「この生活がいつまで続くんだろう…」と思っても、子どもの成長スピードは大人の想像以上。子育て期間は思ったより短いものです。子どもが小学校を卒業し、負荷が減っていくと、「他にやりたいことがない」と不安になるママもいます。

今から将来のプランを考えてみませんか?「時間ができたらこんなことをやってみたい」と夢を膨らませることは生活の潤いになりますし、今から考えておくことで、夢に備えることもできますよ。

夢を叶えるための todoリストをつくろう!

そもそも「やりたいことが見つからない」「キャリアプランってどうやってつくるの?」というママもいるでしょう。

そんなときは、自治体などの「キャリアプラン研修」に参加してみるのもおすすめです。

たとえば、私が講師をつとめた講座では、「ダイビングが大好きだったけど、今は子どもがいるから行けない」というママに、「じゃあ、子どもが何歳になったらできる?今は家族で海に旅行して、少しでも夢に近い環境に身を置いてはどう?」とアドバイス。「そういえば通訳をしてみたかった。でも今は専業主婦で、何から始めればいいかわからない」ママには、「スキルアップのために、親子で行ける英会話教室を探す、あるいは通信教育もいいのでは?」と一緒に考えました。

そんな風に考えていくと、「todoリスト」ができていきます。それも、こなさなければいけないtodoではなく、夢があって、見るだけでワクワクするリストです。さらに、パンフレットなどのビジュアルイメージも切り抜いて、トイレなど普段よく目にする場所に貼っておくと、モチベーションが維持できますよ。

楽しい夢を叶えるために、今は「仕込み」の段階。焦らず、今から3年・5年・10年後と長期スパンで、楽しみながらプランを思い描いてみるといいと思います。

夫も一緒に キャリアプランを考えよう!

妻のキャリアプランを聞いた夫が「僕よりもしっかり考えてる?!」と、びっくりするケースも少なくありません。女性は子育てでキャリアが中断することが多く、若いうちから人生設計を考える機会があるのに対し、男性は子どもが生まれてもキャリアに影響がないことが多く、また「キャリアは会社が決める」と考える人も多いため、キャリアプランを主体的に考える機会が少ないのです。

そこで、妻がキャリアプランを考えるのを機に、夫も一緒に考えてみるのはいかがでしょうか?妻が「今後は仕事にも力を入れていきたい。まず、週1日は仕事に集中したいので、その日はお迎えに行ってもらえると助かる」とキャリアプランを明示することで、夫も仕事をどう調整していくか、今後もし転勤がある場合はどうするか?など、中長期的にプランを考えるきっかけになります。

夫婦が話し合い、お互いの現状と、今後どんなプランを描いているかを知ることが、今後家族の決め事や判断をしていく土台となります。それができたら、お互いにキャリアを応援し合える、とても良い関係を築いていけるでしょう。

今回のPoint

  1. 夢をあきらめない! 将来やってみたいことを 自由に思い描いてみよう
  2. 長期スパンで考える! 3年・5年・10年先の 未来年表をつくろう
  3. 夢・キャリアプランは 夫婦で共有して 互いに応援し合おう

堀江 咲智子さん

株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント。株式会社ノーリツにて商品企画・開発・販売を経験。女性活躍推進プロジェクトも務め、プロジェクトにやりがいを感じたことから2012年より現職。4歳の男の子のママ。

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