工作

ペットボトル輪投げ【ふだんのBOSAI】

「つくってみた体験」が、災害時の力になる。

災害で大きな被害が予想されるときや、既に大きな災害が起こってしまったあとに、避難所への避難が呼びかけられることがあります。災害時はテレビやラジオ、ウェブサイトなどを通じた市町村からの避難情報に注意するとともに、日頃から避難場所を確かめておきましょう。

01 新聞紙を細長く丸める。

02 ❶で輪をつくり、セロハンテープでとめる。荷づくり紐で巻き、セロハンテープでとめる。

03 ペットボトルに水を入れ、キャップを閉める(絵の具を入れて色水にしてもよい)。紙に点数を書き、ペットボトルに貼る。

避難所でも工作とゲームで子どものストレス軽減を

地震や台風など、災害時のための用意はとても大切ですが、実際の災害時には、予想もしなかったことが起こるものです。そんなとき、少しの工夫や技があれば、必要なものの代用品をつくることができます。普段から工夫して工作をしてみることで、いざというときに「これが使えるかも」と考える力も育めます。ぜひ親子で考えながらつくってみてくださいね。

災害時には学校や地域の体育館などが避難所になります。でも、避難所の生活が長引くと、思うように遊べないことから、子どもたちは退屈したり、恐怖や不安を感じやすくなってしまうこともあります。そんなときは、避難所にあるものを使った遊びで、子どもたちのストレスを和らげましょう。
「ペットボトル輪投げ」は、工作自体と輪投げゲームの両方を楽しめます。「点数が高いピンは遠くに、低いピンは近くに置く」「5回投げて合計点で競う」「チーム戦にする」などの工夫で変化をつけると何度でも遊べますよ。

 

永田 宏和さん

NPO法人プラス・アーツ理事長。兵庫県西宮市生まれ。大学で建築を学び、大学院ではまちづくりを専攻。阪神・淡路大震災10周年記念事業で、楽しく学ぶ新しいカタチの防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」を開発。

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