「家事えもん」でおなじみの家事芸人・松橋周太呂さんが、毎日の家事がぐっとラクになるコツを教えてくれるコーナー。そろそろダウンジャケットやセーターなどの冬物にサヨナラする季節。 そこで今回は、要クリーニングに見えて、実は家で洗える衣類の見分け方をお伝えします。
これはクリーニングに 出さなくてもいいかも!?
高級な天然素材や、特殊な素材や装飾が付いている衣類は、絶対に無理せずプロに任せるのが一番です!でも、中には、いくつかのポイントをちゃんと押さえれば、実は自宅で洗えてクリーニング代が浮いてしまう、なんて衣類も。しっかり見分けてみてくださいね。
【「実は家で洗えるかも!」な衣類 】
●レーヨンやシルクがメイン素材でも、20~30%程度の化学繊維(ポリエステル・アクリル)が混紡されているものはポイントを押さえれば手洗いに耐えられる可能性があります。 ●ダウンジャケットでも、天然の羽毛ではないもの。 ●次の洗濯表示がついているもの。
それぞれ「家庭洗濯(洗濯機洗い)」や「手洗い」ができるという意味です。
「ドライクリーニングしてください」という意味だと勘違いしがちですが、実際には「ドライクリーニングできる」という意味。手洗いの可否とは関係ありません。
【ダウンジャケットを洗う方法 】
❶ファーなど、取り外せるものは外しておく。
❷洗面器や洗面ボウル、大物の場合は浴槽に衣類が浸かるくらいぬるま湯をはり、デリケート衣類用洗剤を適量入れる。
❸②にダウンジャケットを浸け込み、両手でやさしく沈めるように押し洗いする。
❹数分洗ったらぬるま湯を交換し、押し洗いしながらしっかりすすぎ、もう一度湯を交換してすすいだら、柔軟剤を適量加えてお湯を捨てる。※1
❺洗濯機の脱水に2分だけかける。取り出してみてまだ濡れていたら、さらに2分かける。
❻平干し用のネットやテーブルの上で、平干しをする。※2
❼完全に乾いたら、2〜3cm離れたところからドライヤーで風を送って中の羽毛をほぐすか、1着ずつ乾燥機に5分〜10分ほどかけるとフカフカになります。※3
※1:洗いとすすぎのお湯の温度は一定(30℃ほど)に。すすぎだけ水にすると縮みの原因になります。
※2:5時間以内に乾かせば生乾き臭を防止できるので、針金ハンガーをアーチ状に折り曲げたものを2本ほど中に入れ、風の通り道をつくった上で扇風機をあてるのがおすすめ。
※3:濡れた状態で乾燥機にかけると縮みの原因になります。
洗濯表示が変わったの、気づいてました?
上に出てきた洗濯表示に「ん?旧マーク?」と思った人もいるかもしれません。実は、2016年12月から国際規格に合わせることなどを目的に、洗濯表示の記号が変更されています。一部をご紹介しますので、確認してみてくださいね!
【週1回! 結露によるカーテンのカビを防ぐ方法】
❶水500mℓに、衣類用柔軟剤小さじ1/2を混ぜる。
❷①をスプレー容器に入れ、カーテンに吹きかける。
●出典:消費者庁ウェブサイト「新しい洗濯表示」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/laundry_symbols.html