忙しい朝は、いつもの味噌汁に一工夫♪
“タンパク質” や “野菜” はもちろん、
“炭水化物” だって摂れちゃう
椀ボウル朝ごはんで、1日を元気にスタート!
味噌汁の可能性ってすごい!
今回モデルをつとめてくれたのは小百合ママと、毎日元気いっぱい、篤翔くんと咲花ちゃんの親子です。
小百合ママは、栄養バランスも考えて、品数豊富な朝ごはんをつくるそう。
「でも、味噌汁は手がかかるイメージなので、もっぱらつくるのは晩ご飯ですね。朝は、とても気力なしです…」
そこで、味噌汁をアレンジした“椀ボウル朝ごはん”はいかがでしょう?
「えっ、ひとつのお椀で、主食も全部摂れちゃうんですか?
わ~、豆乳と白味噌を合わせたお味噌汁なんて、自分では思いつきませんでした! 画期的ですね♪」
豆乳味が大好き、という子どもたち。
篤翔くんは、上手に味噌汁を自分でよそって、こんがり焼いたフランスパンを浸してパクパク。
咲花ちゃんも、隣に座っておいしそうに頬張ります。
「自分ではいろいろ具だくさんにして工夫しているつもりだったけど、味噌汁の可能性ってこんなにすごかったなんて! ぜひ家でもつくってみます」
新生活の朝ごはんに活かしてくださいね♪
信州味噌のスープパスタ
【材料】2~3人分
*水…800ml *鶏もも肉…1/2枚 *トマト…中1個 *ジャガイモ…1個 *アスパラガス…2本 *信州味噌…大さじ2~ *顆粒だしの素…小さじ1 *ショートパスタ(3分茹でタイプ)…100g *バター…10g
【つくり方】
❶鍋に800mlの水を入れ、沸騰させる。顆粒だしの素・鶏もも肉・皮を剥いてざく切りにしたトマト・皮を剥いてひと口大に切ったジャガイモを入れ、柔らかくなるまで煮込み、味噌を加える。
❷3cm幅に切ったアスパラガス・ショートパスタを加えて、3分煮込む。バターを加える。
八丁味噌のアサリすいとん汁
【材料】2~3人分
*水…800ml *アサリ…300g *万能ネギ…3本 *八丁味噌…大さじ2~ *顆粒だしの素…小さじ1 ☆小麦粉…100g ☆片栗粉…大さじ2 ☆塩…少々
【つくり方】
❶すいとんをつくる。☆をボウルに入れ、水を加えながらこねる(耳たぶくらいの柔らかさが目安)。お湯を沸かし、すいとんの生地をひと口大に手でちぎって入れ、浮いてくるまで茹でる。
❷鍋に800mlの水・砂抜きしたアサリを入れて火にかける。アサリの口が開いたら味噌と顆粒だしの素を加え、❶を入れて煮込む。小口切りにした万能ネギを散らす。
白味噌と豆乳のポタージュ
【材料】2~3人分
*水…600ml *キャベツ…1/8個 *ベーコン…2枚 *コーン…お好みの量 *白味噌…大さじ3~ *顆粒だしの素…小さじ1 *豆乳(調整タイプ)…200ml *フランスパン…適宜 *とろけるチーズ…適宜
【つくり方】
❶フランスパンはスライスし、とろけるチーズを乗せて、トースターなどできつね色になるまで焼く。
❷鍋に600mlの水を入れ、沸騰させる。顆粒だしの素を加え、食べやすい大きさに切ったキャベツ・千切りのベーコン・コーンを入れて、柔らかくなるまで煮込む。
❸火を止め、味噌を溶かす。豆乳を加えて再度加熱し、沸騰直前で火を止める。
❹❶を乗せ、浸して食べる。
麦味噌のラーメン
【材料】2~3人分
*水…800ml *豚挽き肉…100g *大根・ニンジン…お好みの量 *みつば…2本 *麦味噌…大さじ2~ *顆粒だしの素…小さじ1 *ラーメン…2玉
【つくり方】
❶鍋に800mlの水を入れ、沸騰させる。顆粒だしの素・豚挽き肉・大根・ニンジンを入れ、柔らかくなるまで煮込む。
❷味噌を溶かしたら、下茹でしたラーメンを加え、ひと煮立ちさせる。みつばを添える。
どこが違うの?味噌のいろいろ、ココがミソ!
白味噌
関西の白味噌が有名。米麹と脱皮した大豆を原料とし、濃厚な甘みが特徴。
信州味噌
全国の味噌生産量のおよそ40%を占める、米味噌。淡色で辛口なのが特徴。
麦味噌
西日本を中心に、つくられる味噌。麦麹を使い、甘口のものが多い。別名「田舎味噌」。
八丁味噌
東海地方で親しまれている、豆味噌。八丁味噌の味噌汁は「赤だし」と呼ばれる。
*味噌は製品によって塩分が異なるため、お好みで加減してください。
撮影場所:小堀建設 撮影:b-studio コーディネート:湯原耐子
ヘアメイク:野澤麻美 企画・レシピ:金原恵美
(この記事はクルール2016年4月号特集「いただきます!お味噌汁 椀ボウルで朝ごはん」を加筆・修正して掲載しています。)