調味料マイスターの真田祥子さんに、調味料の選び方や上手な使い方を教えてもらうコーナー。
今回のテーマは「柚子胡椒」。柚子の風味と、あとをひくピリ辛が やみつきになっちゃう、 柚子胡椒の使い方について紹介します!
実はコショウが入ってない? 秋冬にぴったり万能調味料
柚子胡椒は九州生まれの調味料。青唐辛子と柚子・塩でつくります。
胡椒は入ってないの?と思うかもしれませんが、九州地方北部で「胡椒」は「唐辛子」を意味します。
「唐(中国大陸)から入ってきた辛子」=唐辛子です。
これからの季節、鍋料理のお供として登場回数の増える柚子胡椒。ピリッとした辛さで、身体も温まります。和風バーニャカウダのつくり方は、今までで一番簡単。混ぜるだけです。
季節のお野菜や蒸し鶏などにつけて召し上がってみてください。
今回使ったのはこれ!
柚子胡椒
青柚子果皮・青唐辛子・塩でつくる、九州発祥の調味料。
鍋料理の薬味におすすめ!
和風バーニャカウダ
【材料】
サラダ油…大さじ2
ゴマ油…大さじ1
柚子胡椒…小さじ1
【つくり方】
サラダ油、ゴマ油、柚子胡椒を合わせるだけ。
お好みの野菜や、蒸した鶏肉などに付けて召し上がれ。
もう一つ! おすすめ調味料
*かんずり(新潟県妙高市名物)
唐辛子、柚子、塩、米こうじなどが原料。柚子胡椒より辛みや香りが穏やか。ラーメンの薬味や中華料理の豆板醤代わりに使ってもOK。
*かぼすこ(大分県名産)
酢、かぼす、塩、唐辛子でつくったタバスコならぬ「かぼすこ」。和食以外にもタバスコ代わりに使うのがおすすめ。
(この記事は、クルール2014年10月号掲載「お家で調味料ラボ!」を加筆・修正したものです)