家計に悩む読者の相談に、 ママFPの西山美紀さんが家計診断!
教育費は子ども1人につき 300万円以上を目安に
毎月の貯蓄の目安は、収入や子どもの人数、共働きか否かによっても異なりますが、手取り月収の1割から貯めはじめ、2割以上貯められると理想的です。相談者さんは2割以上貯められていますね。
お子さんは大学もしくは専門学校へ進学予定だそうで、高3秋までに教育費として1人あたり300万円以上を貯めたいところです。相談者さんは、1人300万円貯まるタイプの学資保険で、最低限はクリアしています。あとは、私立進学や一人暮らしなどの可能性も考えて、お子さん1人につき、もう100万円以上貯められると安心です。多めに準備して余ったら、将来お子さんの結婚お祝い金などにも使えますよ。
また、教育ローンも気になっているそうですが、教育ローンや奨学金は、いざというときの最終手段にしましょう。返済不要の奨学金なら別ですが、そうでない場合は返済時に大きな負担になるからです。高3秋までまだまだ時間があるので、まずは貯蓄で準備していきましょう。
また、3人のお子さんに平等にお金をかけてあげるには、お子さん名義の通帳を3つつくるのがおすすめ。第1子で使いすぎて、第3子で使えるお金がなくなった!ということを防げます。