子育てしながら働くのって、シンドイ、大変そう…。この先には何があるの…?
そんなママへ、少しだけ先を歩く、隣りの働きママからのメッセージ「ママの履歴書」。
今回は、「移住からのフリーランス」という道を選んだ美沙緒ママの履歴書の後編をお届けします。(前編はこちら )
美沙緒ママ
Misao Mama
4歳の女の子のママ。徳島出身。大学院卒業と同時に夫の出身地である秋田へ移住し、教育委員会勤務などを経て、現在は「まちづくりファシリテーター」としてフリーランスで活動中。
きっかけは師匠からの連絡。ファシリテーターに復帰!
長女の看病のために退職し、専業主婦をしていた私ですが、転機はまたもや“師匠”がくれました。長女が1歳半になった頃「そろそろ落ち着いた?こんな仕事があるよ」と電話が来たんです。
手術を乗り越えた長女はすっかり元気になり、自宅で過ごしてはいたけれど、子育てと仕事の両立はまだまだ不安もありました。でも、せっかく声をかけてもらったことがありがたくて、結局お引き受けしました。それが復帰のきっかけでしたね。
今では、フリーランスの「まちづくりファシリテーター」として週3回のワークショップをこなすこともあり、おかげさまで忙しい毎日です。
子育て中もフリーランスで働き続けるために
フリーランスは替えが効かないので、体調管理には気を使います。風邪をひかないように、マスクや手洗いうがいは欠かせません。
ただ、土地柄のおかげで、待機児童とは無縁。地元の保育園は定員割れをしていたので、フリーランスで自宅仕事が多い私でも、すぐに長女を保育園に入れられました。
とはいえ、保育園は月曜~土曜まで。ワークショップは日曜や祝日も多いので、そんな時は夫や義母に長女を預かってもらったり、ワークショップ先で託児サービスがあれば連れて行くこともあります。
仕事の予定は、ウェブ上のカレンダーで夫と共有。保育園で土曜保育を予約した際も共有するようにしたので、「えっ、せっかく休みを取ったのに」という行き違いがなくなりました。
そこまで準備をしても、突然イレギュラーな事態が起こるのが、子育て中。長女が熱を出すのは日常茶飯事、RSウィルス感染症で入院したり、急に「腕が痛い」と言い出したこともあります。
そんな時は、まずは病児保育へ。また、「病院に連れて行くので、打ち合わせを1時間遅らせてください」と予定を調整することも。子育て中だから、と何でも許されるわけではないけれど、「子どもが小さい」「実家は徳島」など、普段の雑談の中で自分の事情を伝えておくことで、何かあった時も理解してもらいやすいと感じています。
結婚、転勤、出産で退職…。おかげで天職に出会えた
女性って、家族の事情で人生が大きく変わることも多いですよね。でも、それって逆に考えると、「一大決心をしなくても人生を変えられる」ということ。
私も結婚や夫の転勤、出産、長女の病気…とたくさんの出来事がありました。内定を断って秋田に来た時、長女の病気で退職を選んだ時、いっぱい悩みました。でも、そのおかげでファシリテーターという今の仕事に出会えたんです。時には流れに流されてみるのもいい。そう思います。