妊娠出産を撮る写真家として活躍し 2児のママでもある江連麻紀さんに、 写真のこと、子どもとの向きあい方を伺いました。
*前編はこちら→特別なことよりも 子どもと過ごす 「日常」を大切にしたい【子どもと向きあう・前編】
江連 麻紀 さん
10歳と2歳の姉弟のママ。フリーカメラマンとして家族撮影・雑誌・広告を中心に活動するかたわら、ライフワークとして「妊娠出産」「里親家庭・ファミリーホーム・養子縁組家庭」「精神障害等を抱えた当事者」をテーマに撮影。これまで80人近い妊産婦を撮影している。
*月一回の撮影会 横浜Umiのいえ https://coubic.com/uminoie/374638
ベルンの森クリニック http://www.bern-cl.jp/service/service2_8.html
*日本初の里親家庭・ファミリーホーム・養子縁組家族の写真展とトークイベントのプロジェクト、「写真と言葉でつむぐ フォスター」http://foster-photo.jp
*出産写真プロジェクト「Birth Birth Birth」https://goo.gl/xc1aJP
江連さんも子育てに 悩むことはありますか?
長女が小さいときは、一人で全部抱えこみ余裕がなく、イライラが爆発することもよくありました。
今は「何かあったら、あの人に相談しよう」「落ちこんだら、友達に愚痴を聞いてもらおう」と思えるから、とても楽です。そうなれたのも、写真を通して、人が助けあう姿をたくさん見ることができたから。
たとえば、産婦さんも一人で産むわけではなくて、「もうできない」と弱音を吐くのを「辛いよね」と支えて励ましてくれる助産師さんや家族がいるから、乗り越えていけるんですよね。
弱いから人はつながれる、助け合えるんだと気づいたら、自分の弱さを素直に出せるようになりました。
子育てで一番辛いのは、一人で頑張ること。一人じゃないと思えるだけでも安心でき、子育てを楽しめるようになります。みんなが、助けあい、楽しみながら子育てをしていけたらいいなと思います。
読者にメッセージを お願いします
安心してさぼりましょう。大事なのは「安心して」ということ。
「今日はしんどいから、ちょっとさぼるね。明日は復活するから」と正直にさぼる理由を伝えれば、相手も「そういうことあるよね、OK!」と受けいれてくれるし、フォローしあえるようになりますよ。
弱さをオープンにして、お互い安心してさぼりましょう(笑)!