日本一のイクメン集団「ファザーリング・ジャパン」のパパたちが、ママのお悩みにアドバイスするコーナー。
今回は、『パパの食事マナーが気になります。子どものしつけのためにも、きちんとしてほしいのに…。』
というママの悩みに、ファザーリング・ジャパンの久留島 太郎さんが答えてくれます。
今回ママの悩みに答えてくれたのは
久留島 太郎さん
植草学園短期大学准教授。幼稚園教諭、小学校教諭を経て現職。「NPO法人タイガーマスク基金」理事も務める。高2・中3・中1・小5の息子4人の父。
正解は1つじゃない。 「文化の違い」と思って 少しずつ歩み寄ろう。
その気持ち、わかりますよ。我が家は反対に私が食事マナーに厳しくて、妻は大らかなタイプ。食卓で息子の食べ方や妻の好き嫌いに細かく口出しする私に、妻は内心うるさく思ってたんじゃないかな…。
でも、そんな関係も今では変わってきました。きっかけは「正解は1つじゃない」と気づいたこと。たとえば、友人家族とキャンプに行った時、バーベキューに箸を伸ばす息子に「直箸はやめなさい」と注意したら、友人は「別にいいじゃん」。えっいいの、ってビックリしました(笑)。
結局「文化の違い」なんですよね。違う家庭=文化で育った2人が一緒に暮らすんだから、当然行き違いはあります。そこで「あなたは何でこうなの」と言うと喧嘩になるけど、「こんな文化もあるんだ」と面白がってしまえば大丈夫。友人や親戚など家族以外の人と食卓を囲むと、さまざまな“文化”に気づくきっかけになりますよ。