日本一のイクメン集団「ファザーリング・ジャパン」のパパたちが、ママのお悩みにアドバイスするコーナー。
今回は、『「子どもの前で喧嘩をみせない」って約束したのに、パパは平気で子どもの前でも私に怒ってきます。』
というママの悩みに、ファザーリング・ジャパンの小崎 恭弘さんが答えてくれます。
今回ママの悩みに答えてくれたのは
小崎 恭弘さん
大阪教育大学教育学部教員養成課程家政教育講座 准教授。
大学4年、1年、高校1年の3兄弟のパパ。
喧嘩をしても、大切なのは必ず仲直りして、その姿を子どもたちに見せること。
うちは僕も妻も保育士でいわば子育てのプロ同士。
子どもの抱っこの仕方や哺乳瓶の角度などをめぐってはプライドをぶつけ合って喧嘩してたし、銀婚式を迎えた今だってしょっちゅう喧嘩してますよ(笑)。
でも大事にしてるのは、必ず仲直りをして、その姿を子どもたちに見せること。
僕は、家庭って人間関係を学ぶ基本の場所だと思ってます。人間関係ってうまくいかないことの方が多いでしょう?
相手にイラっとしたり、行き違いが生じたり。時にはぶつかることもあります。親だってそう。
常に清く正しいものじゃなくて、弱い部分もある。だから喧嘩もする。
でも、夫婦は言いたいことを言い合える関係で、喧嘩しても元に戻るんだってことを示すことが大切だと思います。
「子どもの前で喧嘩しない」というルールより、本当に子どもに教えなきゃいけないことはそっちじゃないかな。