日本一のイクメン集団「ファザーリング・ジャパン」のパパたちが、ママのお悩みにアドバイスするコーナー。今回は、「パパに家事や子育てをもっと手伝ってもらいたいけど、やってくれない! どうしたらいいの?」というママの悩みに、ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さんが答えてくれます。
今回ママの悩みに答えてくれたのは‥‥
NPO法人ファザーリング・ジャパン 代表
安藤 哲也さん
二女一男の父親。『「パパは大変」が「面白い!」に変わる本〜「仕事も家庭も」世代の新・人生戦略』(扶桑社)が好評発売中。
家族の「ミッション・ステートメント」をつくろう
帰宅して、「なんでもっと手伝ってくれないの!」って責められると、パパはつらい…。自分の家がホームなのにアウェイ化しちゃう。問題は、考えが共有されていないから。夫婦って、移民と先住民のようなもので、育った環境が違うから考え方ももちろん違うよね。
だから、まず、お互いのルーツを知ることが大切。それから、家族の「ミッションステートメント」をつくろう。会社でいう「事業理念」のことで、「こんな家庭にしていきたい」っていう理念を夫婦でつくるんだ。その理念を共有できたら、細かいところを話し合っていくといい。
うちは「それぞれ、やりたいことをやる! でも、家族が笑顔でいられるように互いが貢献しよう」という理念を掲げた。片方に負荷がかかるのは理念に反するから、例えば、子どもが熱を出した時は交代で休む。夫婦だって、自分が自分でいられることが大事でしょ?