子どもたちは水遊びがだ~いすき!そこで今回は、「かんたん工作・科学あそび教室 くりの木倶楽部」を主宰する“けちゃっぷ先生”こと岩立直子さんに、水を使った科学マジックを教えてもらいました。あれれ?どうして??親子で自然の不思議を体験しちゃおう!
大切なのは、わくわく感と好奇心!
本当のマジックは練習しないとできないけれど、科学マジックは科学現象だから、大人も子どもも、誰にもできちゃうのが良いところ。身近なものを使って、家庭のキッチンで手軽に楽しめますよ。
科学といっても、難しく考えなくて大丈夫。大人でもわからなくていいし、説明しすぎると、子どもはかえってつまらないかも…。
親子で「うわーすごい!」「なんで?」と疑問や感動を楽しんじゃうのが一番です。大人は「こうしたらどうなるかな?」と、さらに楽しみを広げるきっかけをつくってあげましょう。
わくわく感と好奇心さえあれば、子どもは自ら調べて、学んで、発見していきますよ。
ペットボトルで魚を泳がせよう!
【用意するもの】
ペットボトル、魚の醤油さし、ナット(醤油さしの口に合うサイズ、または針金)、コップ、油性マジック、水
1.
醤油さしに油性マジックで好きな色を塗る。キャップをはずし、ナットをつけて“おもり”にする。(※ナットがない場合は、針金をぐるぐる巻けばOK!)
2.
①をコップの水に入れ、魚のしっぽが水面にちょっと出るくらいに浮いたらOK。浮きすぎる場合は、魚のお腹を押して水を少し入れ、重さを調整する。
3.
ペットボトルの口まで水を満たし、②の魚を入れ、キャップをしめる。これで準備OK。
遊んでみよう!
ペットボトルを手のひらで押すと、魚が下に潜っていきます。手を放すと、魚が浮上します。下から魚を引っ張っているように見せれば、マジックに♪
もっと楽しむには
大きいペットボトルを使うと、魚の動く距離が伸びてより楽しめます。ペットボトルにビー玉を入れたり、食紅で水に色をつけたりすると、きれいですよ。
どうして魚が動くの?
ペットボトルを押すと、水の圧力で魚が押されて魚の中の空気の体積が小さくなります。その分、浮力が減るので重くなり、沈むのです。手を放すと、魚の中の空気の体積がもどって浮きます。
(この記事は、クルール2017年8月号「親子ラボ」を加筆・修正したものです)