ママも年に一度、誕生日に検診を受けませんか?
息子が3歳になる直前に
バセドウ病と診断された涼子ママ。
急きょ、子どもを入園させて
治療と休養に専念することに…。
涼子ママが病気になってから
変わったこととは?
子どもが小さいのに困る!当初はすごく焦りました
息子が3歳くらいの時、お腹の調子が悪く一日に何度もトイレに行くことが続き、風邪で受診したついでに相談してみたんです。先生に喉が腫れていると言われ、血液検査を受けたところ、バセドウ病と診断されました。
バセドウ病は心臓疾患を合併することもあると聞いて「子どもが小さいのに困る!」と焦ったけれど、調べてみたら、きちんと治療すれば大丈夫とわかって安心。ただ、通院する病院は車で片道1時間かかります。息子はちょっと言葉が遅かったので心配でしたが、すぐ幼稚園に入園させて、私は治療と休養に専念することにしました。
私の身に何かあれば、自分も家族も大変なことになる
私もそうだったけど、病気はなってから「確かに変だったな」と思い当たるもの。特にママは、育児疲れのせいと見過ごしてしまいがち。何か気になることがあったら、病院でチェックしてもらうといいと思います。
発病から10年以上経ちますが、バセドウ病は完治しないので、今も一日おきに服薬し、年に一度は検査を受けるようにしています。昔はあれもこれもと家族のためにがんばっていたけど、病気になってからは無理をしません。私の身に何かあったら、自分も家族も大変なことになるとわかったから。ママに一番大事なのは、ママの健康ですよ。
女性に多いバセドウ病って?
バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、罹患率は女性が男性の4倍以上となっています。主な症状は、甲状腺(喉ぼとけのすぐ下)の脹れ、動悸、眼球突出、手指の震え、疲れやすいなど。気になる症状があれば、内科、内分泌内科を受診しましょう。
参考:一般社団法人日本内分泌学会