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ゴールは、自分の中にある。【となりのSDGs】


「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、国連で採択された、 世界共通の目標です。

教育の対象は、社会人も含むすべての人々

目標4で掲げられているのは、「すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」。子どもだけでなく、すべての人が対象であり、社会人の学び直しも含みます。
日本では、大学で学ぶ社会人の割合が低い

日本では、大学・大学院の正規課程で学び直す社会人は少なく、25歳以上の学士課程入学率は、OECD(経済協力開発機構)各国平均16.0%に対して、わずか2.5%しかありません。

<参考>内閣府『経済財政諮問会議・未来投資会議 合同会議資料 第4部参考資料:リカレント教育の現状』(2021)
https://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/future2/chuukan_devided/saishu-sankou_part4.pdf

課題は、自分の中にある。 クルール読者アンケート


資格取得、英会話…「学び直し、しました」「これからしたい」

●1番下の子が年少にあがる前に保育士資格と発達障害児支援士を取得し、実績を積んで特例制度を利用し幼稚園教諭の資格を取得して、現在保育教諭として働いています。パートですが、今は園からキャリアアップという学びの機会をいただいています。勉強中は常に聞き流しをしたり、睡眠時間を削ったりと大変でしたが、取得できたのは、家族の協力があってこそです。特に休日に子どもたちを外に連れ出してくれたのはありがたかったです。(後略)

●育休中です。資格取得のため、毎日30分を勉強時間にあてていますが、やはり子育て、家事に追われ、計画通りにはいきません。そういうものだと諦めもありますが、日常のリフレッシュにもなっているので勉強は続けようとは思います。

●私は大学で法学を学び、就職は市役所でした。第1子出産後退職し、今は専業主婦。パート探しを考えはじめたところ、第2子を妊娠し、今は4カ月の次男がいます。改めて生活を中心に考えると、保育関連の仕事も良いなぁ、出産後の母親をケアできるような仕事もいいなぁと保育関連の資格が必要だなとか。今後少子高齢化に伴って、たとえば後見人だったり、相続関連の書類作成だったり。今後副業や起業も増えるだろうから、そのサポートもいいなとか。いずれも資格を取っておけばよかった、というものに目が向いています。(後略)

●専業主婦なので、今後のために資格取得(整体、リフレクソロジストなど)に挑戦中です。子どもがいるため、自宅で学習・試験が受けられるものが中心になってしまいます。気軽に実技が学べる機会があるとうれしいです。

●お金のことについて学びたいです。これからの資金計画に不安があります。また、扶養や税金などについて今まで学ぶ機会がなかったため、大人になり分からないことが多く後悔しています。(後略)

●英会話を学びたいのですが、仕事や育児でなかなかどこかに通うのが難しいので、ZOOMなどの家で学べるツールを使って勉強できたらなと考えております。

したいけど…子育て中の学び直しができない理由

●小さい子どもがいると、仕事や家事、お世話で一日が終わってしまい、学びのタイミングがない。

●やっている人が周りにいないため、どのように学べばいいか分からない。意識高いと思われそうで、身近な人(ママ友など)には相談できない。

●もう40代に入り、シングルマザーで特に資格もなく、正社員になりたいが、今のパート先は正規雇用はしないというので、もっとしっかり稼げる仕事に転職したいから、資格を取るため学び直しをしたいが、資格を取ったところで、この自分のスペックで正規雇用の確率が低いことを考えると、前向きに取り組めない。

●勤務時間中に自身のスキルアップのための研修時間をとってほしい。男性社員は資格取得のために学校へ行くことが許可されて、お金も支給されているのに、女性社員はそのような待遇がありません。主婦だからとか時短勤務だからと、人材育成に時間もお金も費やしてもらえてない現状です。

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