今回の家計のお悩みは
予算を立てて、袋分けで現金管理をしている2児のママ。
「もっと貯金をふやして安心したい」というご相談です。
【相談者のプロフィール】
ママ36歳・パパ38歳・8歳(男の子)、2歳(女の子)/ 購入一軒家/車1台あり
(車両ローンは月3万円があと4年間)
チェックポイント❶
支出を管理できれば、 家計簿をつけずに、
今回の相談者さんのように 「予算内に収める」方法もOK!
チェックポイント❷
iDeCoは老後資金を準備しやすく、 税金面でもお得。
収入の高い人ほど お得度が高くなるので、検討を。
チェックポイント❸
ふるさと納税は、収入だけでなく、
住宅ローン控除などにより 控除上限額が変わります。
ぜひ確認してみて。
家計管理はOK! iDeCoや ふるさと納税にもトライを
「食費・外食費で4万5000円」などと各予算を立て、現金を封筒で管理しています。クレジットカードなどを使ったら、現金を封筒から出して銀行へ。ボーナスから、固定資産税や車検代を貯めるなど、大変計画的です。ママはこの2年、育児休暇中だったそうで「30代後半で、この貯蓄額は不安」とのこと。スマホも見直し済みですし、全体的に抑えられていて、減らすべきところはなさそう。がんばっていますね!
気になる点は、保険の多さ。貯蓄性保険は、中途解約で元本割れすることが多いので注意。住宅ローンの団体信用生命保険があって、万一の際にローンがなくなるので、死亡保険は賃貸のケースより少なくて済みます。今後は保険を増やすことなく、預貯金を増やしていきましょう。
教育費は貯蓄性保険で準備しているので、老後資金としてiDeCoを始めてみては。パパに月1万円で始めてもらえば、1万円の掛け金に対して税金が戻る(所得控除)のもお得。一度始めたらできるだけ60歳まで続けましょう。
また、ふるさと納税も選択肢です。自治体に寄付をすると、一定額の所得控除を得られ、返礼品をもらえる仕組み。お米やお肉などの食品を選ぶと、家計が少し助かり、貯蓄を増やすことにもつながるでしょう。収入などによってお得に利用できる上限額が決まっているので確認を。住宅ローン控除を受けている場合は、ふるさと納税ポータルサイト(ふるさとチョイス、さとふるなど)の「控除上限額シミュレーション」コーナーで「住宅借入金等特別控除額」の欄に金額を入れて、調べてみてくださいね。