園のお迎え時間に 間に合うように退社する
「子どものお迎えに間に合わないー!」と、育児中は常に時間とのたたかい。慣れないうちは大変ですが、限られた時間に成果を出す工夫をしていくことで、仕事スキルは確実にアップします。育休明けに成長した自分を目標に、前向きに取り組んでいきましょう!
まずは「タイムリミット=園のお迎え時間」までに、一日のタスクを消化する術を身につけることから。
みなさん、一日の始まりに「今日のタスク」を確認していると思いますが、漠然とやることを並べるだけになっていませんか?タスクを確実に消化していくには、「やること・かかる時間・優先順位」の3つを明確にしましょう。
私の場合、完成形が見えないことにはスケジュールを立てられないので、最初に目指すゴールを紙に書き出すなどして業務全体を「見える化」し、そこから逆算してかかる時間を見積もり、具体的なスケジュールに落とし込むようにしています。
それでも「今日はタスクを消化できなかった…」という日もあるでしょう。そこで大事なのは、毎日5分でも「振り返り」をすることです。
なぜ、今日はうまくいったのか、いかなかったのかを振り返ることで「退社時間の20分前にはメールを閉じよう」などと改善策がわかり、精度を上げていくことができますよ。
同僚への自己開示と 職場貢献をしていこう
退社時間の間際に「すみません、これ…」などと話しかけられると、焦る気持ちと、自分だけ早く帰ることへの負い目を感じて板挟み…なんてこともありますよね。
そうした事態を防ぐには、同僚に自己開示していくことです。「ごめんね、私は17時半の電車に乗らないと、子どものお迎えに間に合わないの」と事情を説明したうえで、「今は話を聞けないけど、明日朝一番に聞くね!」と、対応する意思があることをしっかりと伝えましょう。
避けたいのは、周りが時短勤務の人を一方的にサポートする状況が続いて不満を持ってしまうことです。そうならないためには、時間に制約がある中でも「私にできることは何かな?」と考え、職場に貢献していくことです。
たとえば、体調不良や有休で休む同僚に代わって「日中の打ち合わせなら私が行けるよ」と申し出るなど、お互い助け合える関係を築いていきましょう。
クライアントも 先回りケアでカバーしよう
時短勤務をする場合、社外への配慮も必要です。たとえば、夕方以降の電話や打ち合わせは対応できなくなることをクライアントに伝える際、ただ「今後、〇時以降は対応できません」と伝えるだけでは、相手に不満を抱かせ、結果的に会社や自分の評価を下げてしまうことにもなりかねません。
ポイントは、相手に不便さを感じさせないことです。「〇時以降は対応できないのですが、午前中にお電話をいただければ即日対応します」など、先回りのケアを心がけましょう。これまで以上に迅速な対応をするなど、工夫次第ではサービスの向上も可能です。
これからは、短い時間に高い価値を出せる人が求められる時代。時短勤務はまさに、そのためのノウハウを身につけるチャンスですよ。
自分も周りもハッピーになれる働き方を見つけて、「子どもに会うのが楽しみ♪」と、前向きな気持ちで退社できるようになりたいですね。
今回のPoint
- やりっぱなしはNG! 毎日5分の振り返りで ブラッシュアップを
- クライアントも 「先回りのケア」で しっかりカバーすべし!
- 一方通行禁止! 互いに助け合える 関係を築いていこう