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割りばしでパタパタうちわ【ふだんのBOSAI】

「つくってみた体験」が、災害時の力になる。

災害で大きな被害が予想されるときや、既に大きな災害が起こってしまったあとに、避難所への避難が呼びかけられることがあります。災害時はテレビやラジオ、ウェブサイトなどを通じた市町村からの避難情報に注意するとともに、日頃から避難場所を確かめておきましょう。

01 厚紙に鉛筆などでうちわの形を描き、はさみで切り抜く。

02 絵を描いたり、 折り紙を貼るなど飾り付けをする。

03 2組の割りばしで厚紙をはさみ、セロハンテープを貼り、まきつける。

エアコンが使えないときは手づくりうちわで涼もう

地震や台風など、災害時のための用意はとても大切ですが、実際の災害時には、予想もしなかったことが起こるものです。そんなとき、少しの工夫や技があれば、必要なものの代用品をつくることができます。普段から工夫して工作をしてみることで、いざというときに「これが使えるかも」と考える力も育めます。ぜひ親子で考えながらつくってみてくださいね。

災害時に停電になると、暑くてもエアコンや扇風機が使えなくなります。そんなとき、あおいで涼むことができるのが、うちわ。厚紙のほか、段ボールやA4サイズのクッション封筒、紙皿、クリアファイルなどでも、手づくりすることができます。割りばしは1組でもいいですが、2組で厚紙をはさむと、強度がアップします。

厚紙に、好きな絵を描いたり、シールやマスキングテープなどを貼ると、気分が明るくなる、自分だけのうちわになります。夏休みの工作としても、親子でつくってみてはいかがでしょうか。

永田 宏和さん

NPO法人プラス・アーツ理事長。兵庫県西宮市生まれ。大学で建築を学び、大学院ではまちづくりを専攻。阪神・淡路大震災10周年記念事業で、楽しく学ぶ新しいカタチの防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」を開発。

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