英語教室から子育て支援まで ママになったからできること
\今回のワーママ/ 下村 紗織さん
5歳の女の子と3歳の男の子のママ。
兵庫県加西市で「0才からのこども教室」を運営するとともに、
自ら立ち上げた子育てサークル「baby&MamaサークルClap」でも活動中。
生徒ひとりから始まった教室 出産後1カ月で開業
英語は中学生の頃から大好きでした。大学ではさらに世界を広げたくて、スペイン語を専攻。オーストラリアやメキシコ、スペインにも1カ月単位で一人旅に出かけましたね。卒業後は地元企業で事務職として働いた後、結婚して退職。加西市へ移り住みました。
結婚後に学童保育でパートをしていたところ、パート仲間から、「小1の娘が英語に興味があるけど、人見知りなのでマンツーマンで見てほしい」と頼まれました。そんな頼みに応えて英語を教えるようになったのが、教室を開くきっかけ。その頃長女が生まれ、パートは辞めたのですが、自宅で始めた英語教室は口コミで広がり、少しずつ生徒が増えていきました。そこで、一念発起し、テナントを借りて開業!当時生後1カ月だった長男を連れて、税務署へ開業届を出しに行きました。
アート教室もスタート ママだから始められた
ご縁で始めた教室でしたが、どんどん個性が出てきて、英語も伸びていく生徒を見ているのが楽しくて。今では、週4回英語教室を開いています。それ以外の時間帯は、サークルで集まったり、教室を開きたい女性に会場を提供。英語教室も含む「0才からのこども教室」を掲げています。周囲は少子化が進み、遊び場も不足。「こんな場所を探してました」と親子が来てくれるのがうれしいですね。
英語だけでなく、新しく学んでアートやモンテッソーリ教育の教室も始めました。それもこれも、子どもを持ったから触れられた世界。「ママだから」と自分に制限をかけるのではなく、「ママになったからできることがある」と思います。これからは、特性のある子も柔軟に受け入れていきたいと思っています。一人一人の個性を伸ばしてあげたいですね。