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固定費、どこをチェックするといい?【FP西山美紀さんがアドバイス・その2】

ママからのマネーに関するお悩みに、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんがアドバイスするコーナー。「固定費を減らしたい」第2回目は、「固定費、どこをチェックするといい?」です。

 

【あわせて読みたい】

第1回目の記事はこちら→ 今後の教育費のため、固定費を下げたい!

第3回目の記事はこちら→ 2大うっかり固定費に注意!(3/26配信予定)

 

固定費をチェックするには、まずはカード明細や通帳を見よう!

今回は、「固定費を削りたい」と思った方に、どのようにチェックしたらよいかについてお伝えします。「それなら、まず家計簿をつけよう!」と思う方が多いのですが、それよりも効果的なことがあります。

 

それは、クレジットカードの明細書や銀行の通帳を見ること。なぜなら、固定費は、クレジットカード払いや銀行の自動引き落としにしているケースが非常に多いから。

 

例えば、家賃や住宅ローンは、銀行の口座から自動的に引かれていたり、携帯電話代や水道光熱費をクレジットカード払いにしていたりしませんか?

 

これらは自分で支払うタイミングがなく、気づかずにお金が出て行っているケースが多いです。クレジットカードの明細や銀行の通帳を見ることで、我が家の“固定費”をすばやく見つけることができます。

 

固定費とは、毎月ほぼ一定額出ていくお金で、先ほどの家賃や住宅ローン、携帯電話代、水道光熱費以外にも、お子さんやパパ&ママの習い事費、駐車場代、新聞代、有料ネットサービス代などがあげられます。

 

カード払いなどに設定していると、月々どれくらいかかっているかを忘れがちなので、一度カード明細と通帳をじっくり見て、確認したいですね。

 

固定費を月5,000円削れば、10年で60万円のカットに!

カード明細や通帳をよく見てみると、「この習い事、あまり意味がないかも」「毎月これだけのお金がかかっているなら、このネットサービスはやめてもいいかな」などと、不要なものが見えてくるはずです。

 

もし、固定費を月5,000円分でも削ることができれば、10年分で考えると、5,000円×12ヵ月×10年=60万円ものお金になります。

 

固定費で不要なものは、すぐに削っていきましょう。また、必要なもののうち、もしコンビニ等で毎回現金払いをしているものがあれば、クレジットカード払いにするのがおすすめ。ポイントが貯まる上、支払いをする手間も省けるからです。

 

ただし、クレジットカード払いなどの自動払いにした場合は、数ヵ月に1回くらい、定期的に「これは続けてよいかな」と確認しましょう。時とともに状況が変わり、不要なものが出てくるはず。時々見直すことが大事です。

 

まずは「我が家の固定費チェック」から、ぜひ始めてみてくださいね。

 

【あわせて読みたい】

第1回目の記事はこちら→ 今後の教育費のため、固定費を下げたい!

第3回目の記事はこちら→ 2大うっかり固定費に注意!(3/26配信予定)

西山 美紀 さん

ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。9歳の男の子と7歳の女の子のママ。『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。

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