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家族のお楽しみ、レジャー費はどう貯めればいい?【FP西山美紀さんがアドバイス・その1】

ママからのマネーに関するお悩みに、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんがアドバイスするコーナー。今回は家族旅行など「レジャー費」について、3回シリーズでお伝えします。第1回目は「レジャー費はどう貯めたらいいの?」です。

今回のマネー相談はこちら

「大きな休みのたびに気になるのがレジャー費。いつもできるだけ抑えるようにしていますが、本当はもっといろいろ出かけたい! そのためのレジャー費はどう貯めたらいいですか? 安くあげる方法も知りたいです」

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レジャーを楽しむには「別取り」がおすすめ

レジャー費は「手もちのお金で旅行に行く」「なるべくお金がかからないようにしている」という方も多いのですが、おすすめの方法は、毎月少しずつ積み立てておくこと。レジャー費として「別取り」すれば、計画も立てやすく、堂々と使うことができます。

例えば2年後の夏休みを目指して毎月お金を貯め、ボーナスが出る場合は一部を取っておくといいでしょう。そうすれば「来年の夏休みは近場で」「再来年の夏休みは海外へ」などと、メリハリをつけて楽しむことができます。

レジャー用の専用口座をつくれば、うっかり使うこともなくなりますよ。

家族で希望を出し合ってお金の準備をしていこう

まずは「いつ・どんな場所に行きたいか」家族会議をしましょう。直近の長期休みだけでなく「来年の冬休みは2泊でスキーに行きたい」「2年後の夏に海外旅行はどう?」などと、この先2~3年分くらいを考えると良いですね。早めにわかれば、お金の準備をしていけるからです。

2年後の夏休みに海外旅行を計画したら、値段をリサーチ。仮に一家4人で36万円かかるとすると、今から2年間(24カ月間)、月に1万5千円ずつ貯めていけば、36万円が貯まります。<ボーナスで年間10万円×2年分+毎月7000円>というのも手ですね。

事前準備をすれば予定外の出費を防げる

旅行先での予想外の出費も要注意。それを防ぐために事前準備をしておきましょう。

旅行気分が盛り上がって、お土産をついたくさん買いすぎてしまわないように、ある程度リスト化しておくと良いでしょう。また、交通手段も要リサーチ。急きょタクシーに乗ったり、レンターカーを借りたりというケースもあるので、旅先の情報もわかる範囲で調べておくと、無駄な出費を防ぐことができます。

いずれにしても、家族が納得できるのが一番です。話し合って進めましょう!

今回のポイント!

1.レジャー用の専用口座をつくろう

2.家族会議をしたら、必要な金額を考えて貯めていこう

3.旅行は事前準備が大事! 予想外の出費を防ごう

西山 美紀さん

ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。9歳の男の子と7歳の女の子のママ。『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。

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