
「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、国連で採択された、世界共通の目標です。
飢餓人口は世界で7億人以上で、増加中
十分な食料が手に入らない、栄養不良になっている人々「飢餓人口」は、新型コロナウイルスの影響で増加し、2021年には世界で7億3890万人に達しています。
日本の食品ロスは、世界の食糧支援量より多い
日本で、まだ食べられるのに廃棄される食品「食品ロス」は、1年間に472万トン(2022年度)。これは、飢餓に苦しむ人々への世界の食糧支援量(2023年で年間370万トン)の約1.3倍に相当します。
<参考>
日本ユニセフ協会HP:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/2-hunger/
消費者庁HP:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/education/
課題は、自分の中にある。 クルール読者アンケート
値下げ品活用や、賞味期限切れでも自分で判断する人は多数
- 野菜やフルーツを腐らせて捨てたことが何回かあります。そうやって購入したものを捨てるのは、お金を捨てているのと同じで、本当にもったいないと反省しています。物価高ですので、スーパーなどに買い物に行った際は、期限が近く安くなっているものを積極的に購入しています。安く手に入れた食材で献立を立てています。(パン・食パン、乳製品)
- スーパーなどの食品ロスコーナーは端の一角が多いので、おそらく気づかず素通りされてることもあるかと思いました。もっと広く分かりやすい場所に置いてほしいと思います。私は、お店に入ると、まず最初に行くところは食品ロスコーナーです。(野菜、乳製品)
- 初めての味付けのおかずは、子どもに一口食べさせて、いっぱい食べたいか、少しだけがんばって食べるか決めさせます!たくさんよそって食べ残しがあるより、食品ロスが減るし、私もハッピーです!(乳製品、食べ残した離乳食)
- 賞味期限の場合は、切れていても今までの経験から何日くらいなら食べられる、と判断して捨てないようにしています。また、冷蔵庫の中身やパントリーの食品の消費期限や賞味期限を把握しており、普段調理を担当する自分以外の家族が何かを食べる際にはどれを食べてほしいなどと声かけをしています。(パン・食パン、ご飯、野菜)
「捨てた食品はない」人の工夫は、「購入前日は外食OK」「野菜は冷凍」
- 買い物に行く日を最低限にして、基本冷蔵庫が空っぽになるまで行かないようにしています。(捨てたものはない)
- 以前は買ったものを忘れてしまうことがありましたが、冷蔵庫に何があるかを記入して、夫にも意識してもらうことでロスがほとんどなくなりました。また、スーパーに買い出しに行く日の前日に外食してもOKとしたので、食材を使いきれなかった!ということも起きづらくなってます。(捨てたものはない)
- 既存のレシピにとらわれず、新たなものは購入せず、あるものでつくれないかをまず考えること。野菜を買ってきたらすぐに洗って、カットして冷凍したり茹でたり下ごしらえをしておくこと。つくり置きより役立ちます!(捨てたものはない)
- ニンジンの葉がついていた部分はぐるりと包丁で取り、ナスも上部をギリギリで落とし剥いて可食部分を多くとる。リンゴも皮ごと食べます。ユズの皮はジャムにします。肉のタレやドレッシングもかけ過ぎないように、必要量を使うようにしたりしています。(捨てたものはない)
※読者アンケートのコメントから。( )内は「現在の暮らし向きをどう感じるか」の回答。