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人と違ってもいい ありのままの子育て、楽しんで【きかせて、子そだて】

第11代歌のお兄さんとして、子育て家族の毎日をハッピーにしてくれた、横山 だいすけさん。どんな子ども時代だったの?横山さんのように夢を叶える子を育てるには?ゲスト出演する「映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!」のお話も伺いました。

親が褒めてくれたから、 ずっと歌が好きでいられた

子どもの頃から音楽をたくさん聴いて育ちました。家族の誰も特に音楽に詳しくない「普通の家庭」でしたが、親は「音楽は心を豊かにしてくれる」という考えで、クラシックから映画の主題歌、ポップスなどいろんなジャンルの曲が溢れている家でした。「歌のお兄さん」といえば、前向きに「何でもやってみよう!」と促す側です。でも、幼少期の僕は前向きとは程遠く、内気なタイプ。ただ、歌うことが好きで、よくお風呂で歌ってたんです。そうすると、親がすごく褒めてくれるんですよ。他の人にはあまり褒められないのに、「だいすけは歌が上手だね」と常に褒めてくれて。だから、「歌が好き」という気持ちを持ち続けることができました。

歌は好きだったけど、「夢のために努力する」とは真反対の子ども時代。そんなときも親が「好き」を後押ししてくれました。小学校から親の勧めで近くの合唱団に入って活動していましたし、高校の夏休みには「音楽大学の講習を受けてみたら」と言ってくれました。

僕は最初「いいよ」と尻込みしたんです。夏休みは遊びたいのに、真面目にクラシックなんて、って。でも、「触れてみないとわからないから」と言われ、嫌々行ってみたら、そこで素晴らしい世界に出会ったんです。音楽が溢れている本物の世界に触れて、音楽大学進学を決めました。

夢のために邁進できる子ばかりではないので、ぜひ粘り強くプッシュしてあげてください。うちの親は根気強かったですよ(笑)。

誰でも迷うことはある その子育てで「正解」です

今回の映画は、「ありのままでいいよ」というのがひとつのメッセージ。「おかあさんといっしょ」としては初めて、物語の中で思い悩むお姉さん・お兄さんの内面が描かれています。

いつも元気を届けているお姉さん・お兄さんだけど、「みんなと同じで迷うこともあるんだよ」と発信することで、子どもたちに「人と違ってもいい」「枠にとらわれないで大丈夫」と伝えるとともに、「今日も怒っちゃった」「こんな子育てでいいの?」と悩む保護者にも「そのままで大丈夫」「それで正解ですよ!」と伝えたいんです。

ただでさえ毎日大変な子育てなのに、コロナ禍という未曾有の事態の中で子育てするということは、簡単なことではありませんよね。「小さい子がいるから、あれはやめとこう」「これもやめとこう」と心も内向きになってしまうこともあると思います。

でも、1日に1回でもスイッチをオフにして、外に出て何かに触れると、子どもの気分転換や発見につながるし、親にも心の余裕が生まれるんじゃないでしょうか。映画館も感染対策をしっかりしているので、ぜひ足を運んで楽しんでもらえれば、と思います。

将来振り返って「あんなこともあったね」と笑える日がきっと来ると思うから、一瞬一瞬を楽しんで、家族の思い出をひとつずつ拾って、宝箱の中に大事にとっておいてもらいたいですね。

映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!

人気番組「おかあさんといっしょ」の映画化。歌やクイズに体操と、楽しさいっぱいの、親子で楽しめる新たな参加型ファミリー映画です。9月10日(金)より全国公開。
出演:花田ゆういちろう/小野あつこ/福尾 誠/秋元杏月/
横山だいすけ/小林よしひさ/小池徹平/
チョロミー/ムームー/ガラピコ/スキッパー 他
声の出演:吉田仁美/冨田泰代/川島得愛/西川貴教
配給:日活/ライブ・ビューイング・ジャパン 上映時間:67分
©2021「映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!」製作委員会

横山 だいすけさん

幼い頃からの夢であった「おかあさんといっしょ」の第11代歌のお兄さんを、2008年より2017年まで、歴代最長の9年間務める。番組卒業後は、NHK Eテレ「すイエんサー」やNTV系「news every.」のレギュラー出演に加え、ミュージカル作品やTVアニメの声優など活動の幅を広げている。国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業。

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